リウマチ・膠原病内科の症状
リウマチ・膠原病内科の症状
朝起きたときに手指が動かしにくい、こわばっている感じがする、両手足の関節が痛い――こうした症状は、関節リウマチをはじめとする膠原病でよく見られます。
関節リウマチは、免疫の異常によって関節の周囲の滑膜に炎症が起こり、腫れや痛み、こわばりが続く病気です。手指や手首など小さな関節だけではなく、肩や膝などにも症状が出ることもあります。朝のこわばりが30分以上続く場合は注意が必要です。長期間無治療のまま関節炎を放置すると、関節の変形や機能低下を引き起こすこともあります。
また、関節の痛みを伴う病気は関節リウマチだけではありません。全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群などいくつかの膠原病や痛風、感染症、変形性関節症などでも関節痛が生じることがあります。単なる関節痛と思っていても、血液検査で炎症反応や特定の自己抗体が見つかる場合があります。市販の痛み止めで改善しない、左右対称に関節が腫れる、長時間朝のこわばりや関節痛が続くときは、早めの受診が大切です。
関節リウマチや膠原病は、早期に診断・治療を始めることで、関節破壊や全身の合併症を防ぎ、日常生活の質を保つことができます。
「目が乾いてゴロゴロする」「涙が出にくい」「口が渇いて水分が手放せない」「唾液が出にくい」――こうした症状は、シェーグレン症候群でみられる特徴的なサインです。シェーグレン症候群は、体を守るはずの免疫が涙腺や唾液腺などを攻撃してしまう病気です。
涙や唾液の分泌が減ることで、目や口に乾燥感や痛みがでたり、むし歯になりやすくなったりします。
ドライアイやドライマウスは、加齢や薬の副作用、空気の乾燥でも起こりますが、慢性的に続く場合や全身の不調を伴うときは膠原病の可能性を考える必要があります。目や口の乾燥は軽視されがちですが、免疫の異常を知らせるサインのことも少なくありません。長く続く場合は、早めにご相談ください。
寒い場所で指先が青紫になる、真っ白に変わる、赤くジンジンと痛む――このような症状は「レイノー現象」と呼ばれます。寒さやストレスによって末梢の血管が一時的に収縮し、血流が滞ることで起こるものです。
健康な方でも起こることがありますが、膠原病の初期症状として現れる場合もあります。特に、全身性強皮症、混合性結合組織病、皮膚筋炎などの患者様では、指先の色調変化に加えて皮膚の硬化や潰瘍、関節痛などを伴うことがあります。
レイノー現象は、一見すると「冷え性」と似ていますが、指先の傷が治りにくくなる場合は注意が必要です。早期に原因を調べることで、重い合併症を防ぐことができます。診断には、血管の状態を調べる毛細血管顕微鏡検査や自己抗体の血液検査を行います。治療は、寒冷刺激を避ける生活指導に加え、血管を拡張させる薬の内服や塗り薬を使用します。基礎疾患がある場合は、その治療が中心となります。
指先の色の変化は、一見小さなことに思えても、全身の血管や免疫の異常を反映していることがあります。「冷えると白くなるだけ」と思わず、気になる症状は早めにご相談ください。
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