気道感染症|武蔵小杉今井仲町内科クリニック|内科・循環器内科・リウマチ科
感染症
当クリニックでは、感染症ごとの特徴を踏まえ、抗原検査・血液検査・レントゲンやCT検査を組み合わせて正確な診断を下すことを心掛けています。
よくある質問
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〇〇感染症じゃないか?と心配です
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症状だけで感染症を診断することは困難です。心配である場合は、受診・検査をおすすめします。
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抗生物質を出してほしい
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抗生物質は細菌感染症に対してのみ、効果を発揮します。たとえば、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどのウイルス感染症には効果を発揮しません。安易に抗生物質を服用することで、耐性菌を生じる可能性があります。
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咳が長引きます。マイコプラズマですか?
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可能性はありますが、他にも咳が特徴の疾患は多くあります。目安として、咳が2週間以上続く場合は受診・検査をおすすめします。
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家族が新型コロナウイルスまたはインフルエンザウイルスに罹患しました。高齢者を含め同居人も検査が必要ですか?
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何らかの症状がある場合は受診・検査をおすすめします。
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家族が新型コロナウイルスに罹患しました。高齢者を含め同居人に予防薬を飲ませるべきですか?
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家族がインフルエンザウイルスに罹患しました。高齢者を含め同居人に予防薬を飲ませるべきですか?
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自費になりますが、タミフルまたはリレンザを用いることがあります
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子どもが溶連菌に罹患しました。家族も検査した方がいいですか?
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咽頭痛などの症状がある場合は受診・検査をおすすめします。
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新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に検査できますか?
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気道感染症はどのくらいで治りますか?
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多くのウイルス感染症は数日〜1週間で改善しますが、マイコプラズマや百日咳などは咳が数週間続くこともあります。
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ノロウイルスの検査は可能ですか?
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可能ですが、3歳未満または65歳以上、免疫不全患者等に限定されます。
風邪(感冒)
- 80~90%がウイルス感染と言われています。
- 鼻汁や鼻閉などの鼻症状、咽頭痛などの上気道症状、咳や痰などの下気道症状、などを評価し、それぞれに対しての薬を用います。
- 通常、抗生物質は使用しません。
咽頭扁桃腺炎
- のどを咽頭と言い、咽頭の一部に扁桃腺があります。咽頭全体の炎症のことを咽頭炎と言い、なかでも扁桃腺の炎症のことを扁桃腺炎と言います。
- 原因菌で有名なのが、細菌だと溶連菌、ウイルスだとアデノウイルスです。これ以外にも多くの菌が原因菌として挙げられます。
- 咽頭以外に、熱がある、寒気がする、などの症状を伴うことが多いです。
- よく鑑別にあがるのが伝染性単核球症です。
- 当クリニックでは溶連菌とアデノウイルスの検査を行います。病状によっては血液検査・胸部X線・胸部CT検査を行います。
- 溶連菌が原因であればペニシリン系薬剤、そうでなければ対症療法、となるのが一般的です。
新型コロナウイルス
- 文字通りウイルス感染症です。
- 決定的な症状がないため、症状だけで診断することは困難です。多くの方は、発熱・倦怠感・強い咽頭痛・味覚障害・咳や痰などが出現します。全世代でかかります。高齢者・基礎疾患がある方が新型コロナウイルスに罹患すると、時に肺炎を併発し重症化することがあります。
- 当クリニックでは迅速検査を行います。病状によっては重症度を評価する必要があり、その際は血液検査・胸部X線・胸部CT検査を行います。
- 病状に応じて治療方法を選択します。多くの方は対症療法だけで改善しますが、重症化リスクのある方に対しては、抗ウイルス薬を用いることがあります。
マイコプラズマ
- マイコプラズマは細菌とウイルスの中間のような特徴を持つ病原体です。
- 臨床的に「激しく頑固な咳が長引く」のが特徴です。ときに若年者で大流行します。胸部X線や胸部CTの肺炎像で見つかる方もいます。
- 咳が特徴という点で、百日咳と似ています
- 当クリニックでは迅速検査を行います。病状によっては血液検査・胸部X線・胸部CT検査を行います。
- 教科書的にはマクロライド系抗菌薬が有効とされていますが、近年は耐性菌が問題となっています。
百日咳
- 百日咳菌によって引き起こされる細菌感染症です。
- 臨床的に「無症状、痙攣性の激しい咳、を繰り返す」が特徴です。小児疾患とされていましたが、近年は成人で増えてきました。
- 咳が特徴という点で、マイコプラズマと似ています。
- 診断のためには、培養、抗体価測定、などがありますが、結果判明まで1週間以上を要します。
- 教科書的にはマクロライド系抗菌薬が有効とされています。
- 四種混合ワクチンの対象疾患です。
溶連菌
- 溶血性連鎖球菌(溶連菌)によって引き起こされる細菌感染症です。溶連菌には複数の種類があります。
- 臨床的に「強い喉の痛み」が特徴ですが、決定的な症状はありません。小児に多い感染症ですが、家族内感染によって大人もかかることがあります。
- 基礎疾患がある大人が感染し、顔面や四肢に発赤や疼痛などが出現した場合は重篤なことが多いです。
- 当クリニックでは迅速検査を行います。病状によっては血液検査・胸部X線・胸部CT検査を行います。
- ペニシリン系またはセフェム系抗生物質で治療を行うことが多いです。
インフルエンザウイルス
- インフルエンザウイルスによって引き起こされるウイルス感染症です
- 決定的な症状がないため、症状だけで診断することは困難です。多くの方は、発熱・倦怠感・強い咽頭痛・咳や痰・筋肉痛や関節痛などが出現します。全世代でかかります。高齢者・基礎疾患がある方がインフルエンザに罹患すると、時に肺炎を併発し重症化することがあります。
- 当クリニックでは迅速検査を行います。病状によっては重症度を評価する必要があり、その際は血液検査・胸部X線・胸部CT検査を行います。
- 抗インフルエンザを服用しつつ、熱や咳への対症療法を行う方が多いです。
- 重症化予防としてワクチン接種が推奨されています。
伝染性単核球症
- EBウイルスによって引き起こされるウイルスによる感染症です。
- 多くの方は、幼児期にEBウイルスに不顕性感染(感染しているのに明確な症状がでないこと)をします。しかし、思春期以降に初めてEBウイルスに感染すると伝染性単核球症を発症します。
- 臨床的には「首のリンパ節が腫れた、全身に発疹が出現した、強いのどの痛みがある」などが特徴ですが、決定的な症状はありません。血液検査で「異型リンパ球」や「肝機能異常」を指摘されることがあります。
- 診断のためには、数週間以上の間隔をあけて2回以上ウイルス抗体価を測定し、それぞれの数値を比較して診断を行うのが一般的です。診断がつくまえに治癒する方も少なくありません。
- 特別な薬剤はありません。ペニシリン系抗生物質を用いると発疹を生じることがあります(ペニシリンアレルギーと誤解する方がいます)。
RSウイルス
- RSウイルスによって引き起こされるウイルス感染症です。
- いわゆる「風邪」の原因となるウイルスです(RSウイルスだけが風邪の原因ウイルスではありません)。
- いわゆる「風邪」と考えて差支えはありません。高齢者・基礎疾患がある方がRSウイルスに罹患すると、時に肺炎を併発し重症化することがあります。
- 発症予防または重症化予防としてワクチン接種が推奨されています。
ノロウイルス
- ノロウイルスによって引きこされるウイルス感染症です。
- 冬期に発生する、生牡蠣などによる食中毒で、他者への感染力が強いことで有名です。
- 迅速検査キットがありますが、適応が限られています(3歳未満または65歳以上、免疫不全患者など)。なぜならば、ノロウイルスに特化した治療法はなく、食事制限や補液により多くの方が数日から1週間ほどで改善するからです。